近日、香港中芸はトルコの陶磁器芸術家エクレム （Ekrem Yazici）を招き、トルコの陶磁器と景徳鎮の不可思議な縁を語る「トルコを探す：陶磁器芸術家エクレム 作品鑑賞」という文化分かち合いイベントを開催した。

　　エクレムは少年時代に陶磁器と縁を結び、トルコのトプカッパ宮殿で展示会を見ていたところ、歴史上、シルクロードを通じてトルコに運ばれた青花磁の下に「景徳鎮」という文字があることがわかり、その時から、この東方にある小さな町と陶磁器という工芸に憧れを抱いていた。このため、トルコで大学在学中、陶磁器芸術科を選んだ。学習の過程で、エクレムは自分が中国の陶磁器の源についての理解が少ないことを自覚し、2009年に景徳鎮を訪ね、景徳鎮陶磁器大学で引き続き深く学習し、卒業後に個人のアトリエを設立して創作に没頭した。中国にいる間、彼は中国の大・小の博物館を歩き回り、文化財から異なる王朝の審美を学んだ。

　　中国での学習経験によって、エクレムが中国の伝統文化に対してより深い認識を持つようになり、イベントに展示された作品はトルコと中国の紋様模様を融合させ、両国のそれぞれの特徴を持つ風土人情と歴史文化を示した。